2024年03月12日
工程間搬送だけじゃない! 自走式ロボットのリモート操作で「自動化」を超える設備導入

川崎重工が提供する工程間搬送や加工機へのワークロード・アンロードの自動化に貢献する自走式ロボット「TRanbo-7」をリモート操作することで生まれる新たな価値についてご紹介します。 2024年3月5日に開催したウェビナーのアーカイブ動画です。
ウェビナーアーカイブ動画
TRanbo-7 × Remolink で実現できること
- TRanbo-7の安全センサーが働き停止した場合に、Remolinkに通知を受け、カメラ映像による状況確認、次の動作指示を行う
- 床面の状態やタイヤの摩耗によって停止位置ずれが発生した場合に、Remolink遠隔アプリから再アプローチ指示を行う
- 加工機に不具合が生じ、ワークを投入・取り出しできない場合に、Remolink遠隔アプリ上で加工機のGUI画面を確認しエラーメッセージを把握し、エラー復旧まで行う
- ロット始まりの際、Remolink遠隔アプリから加工プログラムの選択、加工後の目視確認を行う
スピーカー
川崎重工業株式会社 ロボットディビジョン 汎用ロボットシステム部 大内 哲志さん
リモートロボティクス株式会社 マーケティングディレクター 柳澤 斐子
こんな方におすすめ
- 生産工程で加工機を多く保有され、工程間搬送の人手不足などから生産ロスにお悩みの方
- ロット始まりの目視確認など不定期に発生する対応事項が要因となる設備稼働率の歩留まりにお悩みの方
- 設備の不具合状況を都度現場まで確認に行く必要があり、ダウンタイムにお悩みの方
川崎重工が提供する自走式ロボット「TRanbo-7」とは
慢性的な労働力不足の解消や生産性向上を目的とし、工場内の工程間搬送を自動化する自走式ロボットで川崎重工製小型汎用ロボット「RS007L」に自社開発の走行部を組み合わせたパッケージ商品です。
特長
●スリムなボディ設計と高い走行性能
JIS規格で推奨される工場通路幅800mmに対応するスリムなボディ設計により、狭い通路も走行できます。また、狭い工場内の移動に不可欠な旋回(進路変更)が可能で、既存の通路の走行を最小限のレイアウト変更で実現することが可能です。
●サイクル中に自動で充電可能な非接触充電(オプション)
非接触充電もオプションで選択可能です。走行コースの中に充電ステーションを組み込むことでサイクル中に自動で充電することが可能となり、長時間の運用が実現できます。
●アーム部と走行部を1つのコントローラで制御
1つのティーチペンダントでアーム部も走行部も操作可能です。シンプルな機器構成と低コスト化を実現しています。